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不動産業界では、物件探しから問い合わせ対応、顧客管理まで、さまざまな場面でデジタル技術の活用が進んでいます。
こうした不動産領域にテクノロジーを取り入れ、住まいを探す人と不動産会社の双方を支えるサービスを展開している企業のひとつが株式会社カナリーです。
株式会社カナリーは2018年4月に設立され、不動産情報マーケットプレイス「カナリー(CANARY)」や、不動産業界向けSaaS「カナリークラウド(CANARY Cloud)」などを展開しています。さらに、企業のDXを支援するAIソリューション事業にも取り組んでいます。
この記事では、株式会社カナリーがどのような企業なのか、主な事業やサービス、特徴、不動産業界で提供している価値についてわかりやすく紹介します。
この記事でわかること
株式会社カナリーは、不動産領域を中心にデジタル技術を活用したサービスを展開している企業です。
2018年4月に設立され、現在は東京都港区に本社を構えています。
同社が掲げているミッションは、「もっといい『当たり前』をつくる」です。
暮らしや仕事のなかに残る不便や非効率をデジタルの力で見直し、これまでの「当たり前」をよりよいものへ変えていくことを目指しています。
カナリーが特に力を入れているのが、人々の暮らしに欠かせない「住まい」の領域です。
住まいを探す人に向けたサービスだけでなく、不動産会社の顧客管理や営業活動を支援するサービスも提供しています。
株式会社カナリーでは、主に3つの事業を展開しています。
「カナリー(CANARY)」は、賃貸物件などを探せる不動産情報マーケットプレイスです。
豊富な物件情報やさまざまな機能を通じて、ユーザーの部屋探しをサポートしています。
一方、不動産仲介会社にとっては、新しい顧客との接点をつくり、成約率の向上や業務効率化につなげる役割もあります。株式会社カナリー
2025年4月には、「カナリー」のアプリ累計ダウンロード数が500万件を突破したことが発表されました。
住まいを探すユーザーと不動産会社をつなぐ、株式会社カナリーの代表的なサービスです。
「カナリークラウド(CANARY Cloud)」は、不動産仲介業務に特化した顧客管理・営業支援システムです。
不動産会社では、物件への問い合わせを受けたあとにも、顧客への連絡や物件紹介、来店・内見の調整など、さまざまな業務が発生します。
カナリークラウドでは、自動追客や物件紹介の自動化、分析機能などを通じて、こうした顧客対応や営業活動を支援しています。
メール・LINE・SMSなどのやり取りに加えて、スケジュールやタスクなどもまとめて管理できるため、情報が分散することを防ぎながら営業活動を進められる仕組みになっています。株式会社カナリー
2025年4月には、カナリークラウドの累計利用者数(エンドユーザー数)が200万人を突破しています。
株式会社カナリーでは、不動産関連サービスに加えて、AIソリューション事業も展開しています。
同社が持つプロダクト開発やサービス成長のノウハウとコンサルティングの知見を組み合わせ、企業のDXを構想段階から運用まで支援しています。
自社のサービスを開発するだけでなく、これまで培ってきた技術やノウハウを活用して、ほかの企業のデジタル化やビジネス成長も支援している点が特徴です。

株式会社カナリーの特徴は、単に物件を検索するサービスを提供しているだけではありません。
住まいを探すユーザーと、そのユーザーに対応する不動産会社の双方にサービスを提供しています。
一般ユーザーには、不動産情報マーケットプレイス「カナリー」。
不動産会社には、顧客管理・営業支援システム「カナリークラウド」。
この2つを展開することで、物件を探すところから問い合わせ、その後の不動産会社とのやり取りまで、住まい探しに関わる幅広い場面を支援しています。
同社も、消費者向けのマーケットプレイスと、不動産会社の生産性を高めるSaaSの両方を展開し、業界の情報と業務をデジタルでつなげる方針を示しています。
不動産会社では、問い合わせへの返信や顧客情報の管理、物件紹介など、多くの業務が発生します。
こうした業務を一つひとつ手作業で行っていると、担当者の負担が大きくなることがあります。
カナリークラウドでは、顧客とのコミュニケーションや営業活動に関する情報をまとめて管理し、一部の業務を自動化することで、不動産会社の業務効率化を支援しています。
株式会社カナリーでは、AIを活用した機能開発にも取り組んでいます。
カナリークラウドでは、生成AIを利用して顧客から届いたメッセージへの返信文案を作成したり、営業担当者が作成した文章を添削したりする機能が提供されています。
さらに2026年には、AIコミュニケーション統合プラットフォーム「カイクラ」との連携を開始しました。
これにより、メール・SMS・LINEだけでなく、電話の履歴やAIによって要約された通話内容などもまとめて管理できるようになっています。

不動産業界では、物件情報の管理や顧客への連絡、営業活動など、さまざまな業務があります。
こうした業務をデジタル化することは、不動産会社の業務効率化だけでなく、住まいを探すユーザーの利便性向上にもつながります。
株式会社カナリーでは、一般ユーザー向けの「カナリー」と、不動産会社向けの「カナリークラウド」を展開しています。
ユーザーが物件を探す部分だけを便利にするのではなく、その後の問い合わせに対応する不動産会社側の業務もデジタル化することで、住まい探し全体をよりスムーズにしようとしているのです。
さらに、近年はAIを取り入れた機能開発も進めています。
不動産とテクノロジーを組み合わせながら、従来の業務のあり方そのものを変えていこうとしている点が、株式会社カナリーの特徴といえるでしょう。

住まい探しでは、気になる物件を見つければ終わりというわけではありません。
物件について問い合わせ、不動産会社から説明を受け、必要に応じて内見を行うなど、多くのやり取りが発生します。
そのため、住まいを探す人の利便性を高めるには、ユーザーが利用するサービスだけでなく、不動産会社側の業務も使いやすくすることが重要です。
株式会社カナリーは、「カナリー」と「カナリークラウド」という2つのサービスを通じて、住まいを探す人と不動産会社の双方を支援しています。
さらにAIを取り入れることで、これまで人が行ってきた顧客対応や情報整理などの業務も効率化しようとしています。
単に物件情報をデジタルで提供するだけではなく、住まい探しの裏側にある不動産業務まで含めて改善していく。
このように、住まい探しに関わる一連の流れをテクノロジーで支えていることが、株式会社カナリーが不動産業界に提供している価値のひとつです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社カナリー(CANARY Inc.) |
| 設立 | 2018年4月16日 |
| 所在地 | 東京都港区三田3-5-19 住友不動産東京三田ガーデンタワー27階 |
| 代表取締役 CEO兼CFO | 佐々木 拓輝 |
| 従業員数 | 約170名(業務委託等含む) |
| 事業内容 | 不動産マーケットプレイス「CANARY」の運営、不動産業界向けSaaS「CANARY Cloud」の提供、AIソリューション事業 |
上記は2026年9月時点で株式会社カナリーの公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。
株式会社カナリーは、不動産とテクノロジーを組み合わせ、住まいを探す人と不動産会社の双方を支援している企業です。
一般ユーザー向けには不動産情報マーケットプレイス「カナリー」、不動産会社向けには顧客管理・営業支援システム「カナリークラウド」を提供しています。
さらにAIソリューション事業やAIを活用した機能開発にも取り組み、デジタル技術によって不動産業界の業務やサービスをより便利なものへ変えようとしています。
特徴的なのは、物件を探すユーザー側だけではなく、その裏側で顧客対応を行う不動産会社の業務まで含めてサービスを展開していることです。
「もっといい『当たり前』をつくる」というミッションのもと、住まい探しと不動産業務の両面から、新しい仕組みづくりに取り組んでいる企業です。