キャディ株式会社とは?製造業のDX・AI活用を支える企業を紹介

製造業では、図面や仕様書、見積、調達実績など、製品をつくる過程でさまざまなデータが生まれます。

こうした製造業のデータを整理・活用し、業務や意思決定を支援している企業のひとつがキャディ株式会社です。

キャディ株式会社は、「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を提供し、製造業に蓄積されたデータや経験を活用できる環境づくりを支援しています。

この記事では、キャディ株式会社がどのような企業なのか、主な事業やサービス、特徴、製造業のDXやAI活用に向けた取り組みについてわかりやすく紹介します。

この記事でわかること

  • キャディ株式会社がどのような企業なのか
  • キャディ株式会社の主な事業・サービス
  • 「CADDi」とはどのようなサービスなのか
  • キャディ株式会社の強み・特徴
  • 製造業のDX・AI活用を支える取り組み
目次

キャディ株式会社とは?

キャディ株式会社は、テクノロジーを活用して製造業のデータ活用や業務変革を支援している企業です。

同社の中心となるサービスが、「製造業AIデータプラットフォームCADDi」です。

製造業では、図面や仕様書、見積、調達実績など、さまざまなデータが日々の業務で生まれます。

一方で、こうした情報が部署やシステムごとに分かれていると、過去の情報を探したり、必要なデータを比較したりするために時間がかかる場合があります。

CADDiでは、製造業に点在するデータを取り込み、構造化・関連付けすることで、人やAIが必要な情報を活用できる環境を提供しています。

キャディ株式会社はこうした仕組みを通じて、設計や調達、生産技術などの業務を支援し、製造業に蓄積されてきたデータや経験を企業の資産として活用することを目指しています。

キャディ株式会社の主な事業・サービス

キャディ株式会社では、「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を中心に、製造業のデータ活用や業務効率化を支援するさまざまなプロダクトを展開しています。

製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」

CADDiは、製造業に蓄積されているさまざまなデータを取り込み、解析・関連付けして活用できる状態にするプラットフォームです。

図面や仕様書、見積、調達実績など、製造業特有のデータを構造化し、それぞれの情報を関連付けます。

これによって、必要な情報を探しやすくするだけでなく、AIが企業ごとのデータや文脈をもとに分析・推論できる環境をつくります。

製造業のデータを横断して活用

製造業では、過去の図面や見積、品質に関する情報などが、さまざまな場所に蓄積されていることがあります。

CADDiでは、こうした分散したデータを横断的に探索し、必要な情報や知見へアクセスできる仕組みを提供しています。

2026年8月には、新しいデータ探索・活用プロダクトとして「CADDi Explorer」への新規提供一本化が発表されました。従来の「CADDi Drawer」も既存契約者には引き続き提供されています。

過去のデータを探すだけではなく、企業に蓄積されている情報を新しい設計や調達などに活用できることが特徴です。

製造業のさまざまな業務を支援

CADDiでは、データを蓄積・検索するだけではなく、製造業の実際の業務を支援する複数のプロダクトを展開しています。

現在は「CADDi Explorer」「CADDi Agent」をはじめ、「CADDi Composer」「CADDi Design Review」「CADDi Quote」「CADDi Cost Review」「CADDi Process Review」「CADDi ALM」などが提供されています。

設計、調達、生産技術など、それぞれの業務にデータやAIを活用することで、製造業全体の業務変革を支援しています。

キャディ株式会社の強み・特徴

製造業に点在するデータをつなぐ

キャディ株式会社の特徴のひとつが、製造業のさまざまな場所に蓄積されているデータを整理し、関連付けて活用できるようにすることです。

製造業では、過去に似た部品を製造していても、その図面や見積、品質情報などを探すために時間がかかることがあります。

CADDiでは、データを取り込んで構造化し、分断された情報同士を関連付けることで、人だけでなくAIも必要な情報へアクセスできる環境を構築します。

こうした仕組みは、過去の経験や情報を再利用しやすくし、製造業における業務効率化にもつながります。

データを企業の資産として活用

製造業では、図面や見積などのデータだけでなく、担当者が長年の仕事を通じて身につけた経験や判断も重要な情報です。

しかし、こうした知識が特定の担当者だけに蓄積されると、企業全体で活用することが難しくなる場合があります。

キャディ株式会社では、業務で生まれる判断や結果をデータとして蓄積し、再び業務で活用する循環をつくることを目指しています。

過去のデータや経験を企業の資産として残し、次の設計や調達、製造などに活かせる点が特徴です。

グローバルに製造業を支援

キャディ株式会社は、日本だけでなく海外にも事業を展開しています。

公式サイトでは、日本、アメリカ、ベトナム、タイなどを含むグローバルなネットワークを拡大していることが紹介されています。

製造業では、設計や調達、製造拠点が複数の国にまたがるケースもあります。

データを共通の基盤で活用できる環境を整えることで、国内だけでなくグローバルなものづくりの変革も支援しています。

製造業のDXを支える

製造業では、設計、調達、生産、品質管理など、さまざまな工程で大量の情報が生まれます。

こうした情報をデジタル化するだけでなく、部署や業務を越えて活用できる状態にすることは、製造業におけるDXの重要な取り組みのひとつです。

CADDiでは、製造業のエンジニアリングチェーンやサプライチェーン上に存在するデータを解析・関連付けし、業務や意思決定に活用できる環境を提供しています。

過去の図面や見積などを必要なときに活用できるようにすることで、情報を探す時間の削減や、調達・設計などの業務改善につなげています。

単に紙をデジタル化するだけではなく、蓄積されたデータを企業の競争力につなげようとしていることが、キャディ株式会社の取り組む製造DXの特徴です。

AIを活用した製造業務の支援

キャディ株式会社では、製造業のデータ活用にAIを組み合わせた取り組みを進めています。

CADDiでは、製造業のさまざまなデータを構造化・関連付けすることで、AIが企業ごとの情報や文脈をもとに推論できる環境を構築しています。

さらに「CADDi Agent」など、AIを活用して分析や業務を支援するプロダクトも展開しています。 CADDi

製造業では、過去の設計や見積、品質情報などに多くの知識が蓄積されています。

こうした情報をAIが活用できる状態にすることで、人が膨大な資料を一つずつ確認するだけでは難しかった分析や情報探索を支援できるようになります。

製造業の専門的なデータとAIを組み合わせ、日々の業務や意思決定に活用することが、キャディ株式会社のAI活用における特徴です。

キャディ株式会社が製造業に提供している価値

製造業では、一つの製品が完成するまでに設計、調達、生産、品質管理など多くの部門や企業が関わります。

その過程では膨大なデータが生まれますが、情報が分散していると、過去の経験や知識を十分に活用できないことがあります。

キャディ株式会社は、こうした製造業のデータを構造化・関連付けし、人やAIが活用できる環境を提供しています。

過去の図面や見積、調達実績などを単なる記録として残すのではなく、次の設計や調達、意思決定に活用できる企業の資産へ変えていくことを目指しています。

「製造業に眠るデータと経験をつなぎ、ものづくりの可能性を広げる。」

こうしたデータ基盤とAIの活用を通じて、製造業の業務や意思決定を支えていることが、キャディ株式会社の提供する価値のひとつといえるでしょう。

キャディ株式会社の企業情報

項目内容
会社名キャディ株式会社
設立2017年11月9日
代表取締役加藤 勇志郎
所在地東京都台東区浅草橋4-2-2 D’sVARIE浅草橋ビル
従業員数911名(2026年7月1日時点)
資本金257.3億円(資本準備金含む)
事業内容製造業AIデータプラットフォーム「CADDi」の開発・運営

上記は2026年9月時点でキャディ株式会社の公式サイトに掲載されている情報をもとにしています。

まとめ

キャディ株式会社は、「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を通じて、製造業に蓄積されたデータや経験の活用を支援している企業です。

図面や仕様書、見積、調達実績などのデータを構造化・関連付けし、必要な情報を探しやすくするとともに、人やAIが業務に活用できる環境を提供しています。

また、「CADDi Explorer」「CADDi Agent」をはじめ、設計、調達、生産技術などの業務を支援するさまざまなプロダクトを展開しています。

製造業に蓄積されてきたデータや知識を企業の資産へ変え、DXやAI活用を通じてものづくりの変革を支援している企業です。

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